分子免疫学・実験腫瘍学研究所

TS-1685およびTS-453BT3が最先端医療研究を対象に、どのように包括的ファイルストレージソリューションを提供したか、みてみましょう。

  • 背景

    分子免疫学・実験腫瘍学研究所(IMI)は、ミュンヘン工科大学にあるRechts der Isar病院の薬科学校構内に位置します。研究所では、免疫反応がどのようにして局所的な制御キューによって制御されるのかという臨床関連の問題に焦点を当てています。IMIは、基礎科学的な発見を、再生医療の遺伝子治療や慢性疾患の免疫介入、疾病予防に役立つ応用へと発展させることを目指しています。IMIは、高度なフローサイトメトリー、最先端の蛍光顕微鏡、データを活用するオミックス技術を駆使して研究目標を追求しています。

  • 課題

    最先端のフローサイトメトリーや顕微鏡の手法を用いて大量のデータを生成するIMIは、データ解析や更なる処理を行うための信頼性の高いデータストレージを必要としています。また、研究者はmacOSやWindowsを含む様々なデバイスを使用するため、スピード、使いやすさ、そして安全なクロスプラットフォームのアクセス性能も求められていました。バックアップソリューションは、ユーザーが使いやすく、ITの専門家でない人でもアクセスしやすいものでなければなりません。

ソリューション

利用可能なオプションを慎重に探した結果、IMIはTS-1685およびTS-453BT3を導入することに決定しました。TS-1685は12TBのIronWolf HDDを12台装備、RAID 5構成で高性能蛍光顕微鏡ラボに設置されました。また、IMIはストレージ容量を増やし、パフォーマンスを向上させるため、以前のTime Capsuleに代えてTime Machineを使って多数のMacからTS-453BT3にデータをバックアップしました。

結果

QTS(QNAP NASオペレーティングシステム)により、IMIは必要なすべてのタスクを難なくセットアップすることができました。TS-1685は、日々の分析や再評価のために最大6ヶ月分のデータをオンサイトで保存することができるため、IMIは常に進化し続ける研究に対応することができます。内蔵のデュアル10GbEポートは高速のデータ取得を可能にし、ワークステーションは600MB/秒以上の書き込み速度を維持しながらデータ転送時間を最小限に抑えることができます。TS-453BT3はTime Machineのデータバックアップに対応するのみならず、異なるデータ収集装置や分析装置間でフローサイトメトリーデータの中核となるデータハブとしても機能します。中間にUSBストレージデバイスを配置する必要がなくなり、IMIのストレージソリューションは潜在的なマルウェア感染に対してより安全になります。IMIは、より大きなドライブに交換するだけでストレージ容量を拡張でき、機密データがオンプレミスのファイルサーバーに安全に保存されていることに満足しており、QNAP NASは将来性のあるソリューションであると確信しています。

仕様を選択

      もっと見る 閉じる

      当ページを他の国/地域で見る:

      気軽にお問い合わせ! show inquiry button
      open menu
      back to top